箱根ガラスの森美術館

2021年01月26日

収蔵作品のご紹介:テッセレ・アンブラ(琥珀を織る)

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テッセレ・アンブラ(琥珀を織る)
(1962年|ヴェネチア|エルコレ・バロヴィエール作)

平板状に引いた縞目のモザイク棒を適当な長さに切断して、市松状に並べて熔着させ、方形のモザイク板に作ったものを、ポンテ棒で巻き取り、全体を均一にならして成形したもの。モザイク状に並べたものを、隙間なく熔着するのは極めて難しい技術である。このモザイク・グラスが発表された時、世界のガラス界からは、ヴェネチアの新しい技法の展開として、注目された。この技法が、吹きガラスの世界に新しい1頁を拓いた意義は大きく、これ以降の現代の吹きガラス部門に、いろいろなかたちで影響を与えてきた。

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展示作品のご紹介:レース・グラス・コンポート

展示作品のご紹介:レース・グラス・コンポート
レース・グラス・コンポート
(17世紀初|ヴェネチア)

2種類のレース・グラス棒を並べ、イタリア語でレトルティと呼ばれる模様に仕上げたコンポートで、非常に薄く作られている。高脚台も、同じ模様のレース・グラスで作られているが、皿、高脚台それぞれ別に作り、熔着している。高脚台には、無色透明の紐状のガラスでぐるりと一周装飾がつけられている。高脚台の縁は内側に折り返してある。

展示作品のご紹介:レース・グラス・コンポート

2021年仮面祭企画展:ヴェネチアン・グラスが映す栄光 −ペストを乗り越えた先に−

展示作品のご紹介:レース・グラス・コンポート


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2021年01月25日

サンドブラスト体験工房:季節限定モチーフ“雪だるま”

サンドブラスト体験工房:季節限定モチーフ“雪だるま”
砂を吹き付けてガラスに模様を彫る、箱根ガラスの森美術館サンドブラスト体験工房では、季節限定モチーフとして、雪だるまなどをご用意いたしました。

体験料金:1300円(税込)より
制作時間:約30分から40分

事前ご予約優先です。ご予約は前日17時までにお申し込みください。
お電話予約 0460-86-3111
当日のご予約は承っておりません。席数に空きがある場合は工房にて先着順に整理券をお配りいたします。
毎時間の最大定員6名様まで。

「じゃらん遊び・体験予約」サイトからもご予約可能です。

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2021年01月24日

積雪状況


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2021年01月23日

カフェ・レストラン初春のメニュー

箱根ガラスの森美術館のカフェ・レストランでは、初春のメニューをご用意いたしました。

カフェ・レストラン初春のメニュー

カフェ・レストラン初春のメニュー

カフェ・レストラン初春のメニュー

カフェ・レストラン初春のメニュー


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2021年01月22日

収蔵作品のご紹介:ア・ステレ(星文)

収蔵作品のご紹介:ア・ステレ(星文)
ア・ステレ(星文)
(1942年|ヴェネチア|バロヴィエール&トーゾ社、デザイン:エルコレ・バロヴィエール)

エルコレ・バロヴィエールが、1940年代にシリーズとして発表した「ア・ステレ」の代表作。無色のクリスタル・グラスの大きな花器に、熔着装飾で星文を表現し、その背景に小さな凹面カットを一面に施し、レンズ効果で星文が見えるようになっている。新しいガラス造形への過渡的な時期の作例である。

収蔵作品のご紹介:ア・ステレ(星文)

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2021年01月21日

収蔵作品のご紹介:モザイク・グラス『雄鶏』

収蔵作品のご紹介:モザイク・グラス『雄鶏』
モザイク・グラス『雄鶏』
(20世紀初|ヴェネチア|ウルデリコ・モレッティ作)

古代ヘレニズム時代からローマ時代のモザイク・グラス類の複製に力を注いだ初代のヴィンチェンツォ・モレッティに続いて、二代目のルイジ・モレッティは、その事業を継承発展させたが、三代目ウルデリコ・モレッティは、新しい創作を打ち出した。とりわけ、彼のヒット作となったのは、モザイク・グラス「雄鶏」シリーズであった。彼がこの作品を作るようになった動機は、1923年に、ムラノ島がヴェネチア市に吸収合併された時に、ムラノ島の象徴であった雄鶏を、モザイク・グラスで制作し、バッジやペンダントに作って、すべてのムラノ島の人がそれを付けて、ムラノ島人の誇りを示す流行を生み出したことであった。このとき、ムラノ島の人たちは、ヴェネチアの象徴として、サン・マルコ広場のパラッツォ・ドゥカーレの前に立つ2本の円柱の上に設置されていた有翼獅子像を取り外して、海中に投棄して気勢をあげたといわれている。『雄鶏』はムラノ島の人たちの高い誇りの象徴として作られたのであった。

収蔵作品のご紹介:モザイク・グラス『雄鶏』

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2021年01月20日

収蔵作品のご紹介:ミルフィオリ・レース双耳瓶

収蔵作品のご紹介:ミルフィオリ・レース双耳瓶
ミルフィオリ・レース双耳瓶
(1915年頃|ヴェネチア|エルコレ・バロヴィエール作)

ムラノ島の名門バロヴィエール一族は500年の伝統を伝えるガラス職人一家で、エルコレ・バロヴィエールは、20世紀初めに活躍した生え抜きのガラス作家であった。ヴェネチアン・グラスの中で、最も難しいレース・グラスとミルフィオリ・グラスの技法を併用して制作した作品で、いわばバロヴィエール一族の名誉をかけて作ったような作品である。通常、ミルフィオリ・グラスとレース・グラスを合わせることは不可能であり、敢えてそれを行った点に、この作品の実験的な価値がある。

収蔵作品のご紹介:ミルフィオリ・レース双耳瓶

収蔵作品のご紹介:ミルフィオリ・レース双耳瓶

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収蔵作品のご紹介:花装飾脚オパールセント・グラス・ゴブレット

収蔵作品のご紹介:花装飾脚オパールセント・グラス・ゴブレット
花装飾脚オパールセント・グラス・ゴブレット
(1880年頃|ヴェネチア|サルヴィアーティ工房)

ステム(脚部)の装飾が特徴である大型ゴブレット。脚部は、縦モールの入った円環の内側と外側にひれ飾りが施され、その中心部には白い花の装飾が熔着されている。坏身や脚台部は青みをおびた半透明乳白色のガラスを使い、幻想的な美しさをもつ作品に仕上げられている。これはヴェネチアン・グラスの伝統を踏襲しつつ、 新しい時代に合ったデザインを取り入れることによって、19世紀後半に大きな人気を博したサルヴィアーティ工房の典型的な作例である。ステムに施された過剰ともいえる装飾が、この作品の受け入れられた時代の美意識を物語っている。

収蔵作品のご紹介:花装飾脚オパールセント・グラス・ゴブレット



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2021年01月19日

収蔵作品のご紹介:風にそよぐグラス

風にそよぐグラス
風にそよぐグラス
(1895年|ヴェネチア|ジュゼッペ・バロヴィエール作)

淡いピンク色のガラスで極めて薄く吹き上げられた坏身は、折れてしまいそうな程細いステム(脚部)によって支えられている。しかし、そのステムは直線的ではなく、曲がりくねっているため、 わずかな風にもゆらゆらと揺れ動く。ジュゼッペ・パロヴィエールを中心に結成された「芸術家集団バロヴィエール」によって実験的に作られたグラスで、19世紀末、ヨーロッパで大流行したアール・ヌーヴォー様式が初めてヴェネチアン・グラスに取り入れられている。1895年に開催された第1回ヴェネチア・ビエンナーレに出品され、ガラス工芸の常識を破る驚異の技術を駆使した奇蹟のグラスとして世界中から大きな注目を集めた。



風にそよぐグラス

風にそよぐグラス

風にそよぐグラス


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2021年01月18日

収蔵作品のご紹介:わらび形脚コンポート

収蔵作品のご紹介:わらび形脚コンポート
わらび形脚コンポート
(19世紀|ヴェネチア)

坏身部は青みをおびた乳白色ガラスを使い、その口縁部は広く、下方へと広がっている。縦モールの入った2本のガラスをねじった脚部にはピンク色のガラスに金彩を施し、その中央部には花の装飾が熔着されている。脚部から左右に伸びる先端は、わらびのような草花をモチーフにした装飾が付けられ、春の訪れを感じさせる優しい色合いのコンポートに仕上がっている。

収蔵作品のご紹介:わらび形脚コンポート

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2021年01月17日

スノードロップ

スノードロップ
スノードロップの蕾が膨らんできました。

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2021年01月16日

収蔵作品のご紹介:ミルフィオリ・グラス・ランプ

収蔵作品のご紹介:ミルフィオリ・グラス・ランプ
ミルフィオリ・グラス・ランプ
(1910年頃|ヴェネチア|フラテッリ・トーゾ工房)

様々なミルフィオリ・グラスを使い作られたランプで、ランプシェード、台がガラスでできている。台とランプシェードは、金具でつなげられ、その金具に電球のソケットがつけられている。モザイク・グラスは古代から使われていた技法であるが、古代は型の中にモザイク・グラス片を敷き詰め、加熱して制作していたのに対し、近代はモザイク・グラス片を一枚の板状に熔着した後、少量のガラス種に巻きとって、成形する。この作品は後者の製法で作られており、透明ガラスとミルフィオリ・グラスの二層になっている。

収蔵作品のご紹介:ミルフィオリ・グラス・ランプ

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2021年01月15日

収蔵作品のご紹介:白鳥装飾花形花器

収蔵作品のご紹介:白鳥装飾花形花器
白鳥装飾花形花器
(19世紀|ヴェネチア)

水が細く流れ出るように伸びる坏身の造形美と、青みをおびた半透明乳白色で作られた白鳥の透明感が調和した美しい花器に仕上げられている。この半透明乳白色は、オパールのような光を放つガラスという意味でオパールセント・グラスと呼ばれ、乳白色より透明度が高く、角度によって微妙に色が変化する。

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2021年01月14日

収蔵作品のご紹介:ミルフィオリ・グラス皿

収蔵作品のご紹介:ミルフィオリ・グラス皿
ミルフィオリ・グラス皿
(1880年|ヴェネチア)

このモザイク・グラス皿は、南イタリア、カノッサの紀元前3世紀の墓より、カット・グラス皿や美しい双身坏ゴールド・サンドウィッチ・グラスなどとともに出土した名品の1点を、模作したものである。菊花文のモザイク・グラスの素地の所々に、金箔サンドウィッチの断片を配置して熔融しており、箔が原型をとどめていることから、鋭角的な方形状をなしている。

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