タイトル:〜アドリア海の女王が育んだ〜華麗なるヴェネチアン・グラス展
会期:2011 年4 月23 日( 土) 〜 2011 年11 月3 日( 木・祝)
主催:毎日新聞社・箱根ガラスの森美術館
後援:駐日イタリア大使館
展示内容世界中の人々を魅了し続けたヴェネチアン・グラスの千年におよぶ歴史のなかで、17 〜 19 世紀は、15 〜 16 世紀の黄金時代に開発された“ レース・グラス”、“ ミルフィオリ・グラス”、“ アヴェンチュリン・グラス”などの先人の残した偉大な功績と技術を活かして最も華麗なヴェネチアン・グラスを生み出した時代でした。とりわけ、鳥、花、ドルフィンやドラゴンなどを脚部に施したワイン・グラスやゴブレットなどの斬新な装飾は、ヨーロッパ中の人々の人気を集めました。
本展では、箱根ガラスの森美術館開館15 周年を記念し、高度な伝統技術と豊かな想像力を駆使し、不死鳥のように蘇った17〜19世紀の華麗なるヴェネチアン・グラスを中心に約100点をご紹介いたします。
構成T.「17・18・19世紀〜想像力の時代〜」
ドルフィンや龍の落とし子、草花や鳥の装飾グラス、モザイク(ミルフィオリ)・グラス
U.「20世紀〜現代に生きるヴェネチアン・グラス」
ピカソやシャガールといった芸術家とのコラボレーション作品
V.「15・16世紀〜黄金時代の到来〜」
レース・グラス、クリスタッロ、エナメル彩、マーブル・グラス など
*レース・グラス
透明なガラスと色ガラスを組み合わせて、レース編みの模様を表現したヴェネチアン・グラスの代名詞ともいえる技法。
*ミルフィオリ・グラス
ミルフィオリはイタリア語で「千の花」の意。色ガラスを組み合わせて作るモザイク・グラスの一種。金太郎飴のように花模様入ったガラスパーツを使うことで、器全体に花が咲いているように見える。
*アヴェンチュリン・グラス
ガラスの生地が金属の粒子によってきらきらと光る。
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posted by 箱根ガラスの森美術館 at 10:17
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