2012年・辰年 特別企画
〜龍(ドラゴン)と花々の競演〜
「春を招くヴェネチアン・グラス」展
会期: 2011年12月26日(月)〜2012年1月31日(火)
午前9時〜午後5時30分まで(入場は閉場の30分前まで・会期中無休)
会場: 箱根ガラスの森美術館
入場料:<税込み> 一般1300円、大高生1100円、小中学生800円
<展示内容>
17世紀頃からヴェネチアン・グラスには龍(ドラゴン)のモチーフが用いられたゴブレットが生み出され、その後ヨーロッパ中で大流行を果たしました。
本来、龍(ドラゴン)は強悪な力を持つ存在としてキリスト教圏では恐れられていましたが、ヴェネチアは東西貿易の中心地として、また文化の交流点として新たな龍(ドラゴン)のイメージを東洋より吸収していったと考えられています。水や豊かさを司り、王権や高貴さのシンボルとしての龍(ドラゴン)は、以後ヴェネチアン・グラスの代表的なモチーフとなっていったのです。
また、千の花を敷き詰めたかのようなミルフィオリ・グラスや、ホットワークによって巧みに作り出されたヴェネチアン・グラスの美しく愛らしい花のモチーフは多くの貴婦人を魅了してやみませんでした。
本展は2012年の干支であり、ヴェネチアン・グラスにみられる代表的なモチーフの龍(ドラゴン)と、新春にふさわしい花と鳥をモチーフにした作品50余点を一堂に集めて展観致します。