機会がありましたら是非お立ち寄りください。
─私は誰か。そして、誰でもない私─
ヴェネチア仮面カーニバルへの招待状
コロンビーナ
バロヴィエール&トーゾ
1950年代 ヴェネチア
誰もが音楽や演劇を楽しめるヴェネチアは、まるで街全体で仮面劇が行われる劇場の舞台のようでした。それに一役買ったのが、盛大な飲食や歓楽を楽しむカーニバル(謝肉祭)です。キリストの40日間の修行と同じく断食する四旬節の前に、仮面とマントで仮装をして舞踏会やカジノを楽しみます。現在は2月半ばの約一週間ですが、18世紀には半年近くも続きました。
この頃、ヴェネチアを繁栄に導いた芸術品ヴェネチアン・グラスは、レースを再現したレース・グラス≠竚を当てると赤色に輝くカルセドーニオ≠ネどを開発し、食器類や装身具、仮面劇の登場人物まで、あらゆるガラス工芸品を生み出しました。
今なお世界中を魅了するヴェネチアのカーニバルにちなんだ17世紀から20世紀のヴェネチアン・グラスを、「Stage effect」、「Onstage」、「Stage make」の三部構成でご紹介致します。
会期:2012年2月1日(水)から4月12日(木)
