
ビーズの絵画「エジプトへの脱出」
1838年 ヴェネチア コンテリエ
ピエトロ・ビガリア作
縦41cm 横30.5cm
ピエル・フランチェスコ・モーラ(1612-1666)がフランチェスコ・アルバーニ(1578-1660)の絵画を模して制作した版画を元にして制作された絵画。
多色のシード・ビーズで表現している。19世紀後半には、ビーズを糸に通して列を作り、平行に並べて、ハンドバッグやランプシェードを形作っていた。しかし、この絵画は、描く場所ごとに別個に制作してから他の部分に繋げる、いわゆるつづれ織りに似た技術が使われており、例えば左上の雲の表現などで明確に確認することができる。
「─アドリア海の雫─ 煌めくヴェネチアン・ビーズ展」