箱根ガラスの森美術館

2015年03月28日

特別企画展:魅惑の香水瓶 ─貴族が愛した香りの芸術─

特別企画展:魅惑の香水瓶 ─貴族が愛した香りの芸術─

特別企画展:魅惑の香水瓶 ─貴族が愛した香りの芸術─ 
会期:2015年4月25日(土)から2015年11月23日(月祝)まで

古くより神々に捧げられ、神秘的な力を秘めた香りは、やがて貴婦人の間で、自らを魅力的に表現する香りの「宝石」として、衣装や宝飾品とともに広まっていきます。
なかでも、イタリアを代表するメディチ家のカテリーナ・デ・メディチは、1533年フランス王アンリ2世のもとに嫁ぐ際、ヴェネチア製の大量の鏡や調度品を持参した他、ガラス職人や自らの調香師を連れていきました。このことが、香水とガラス香水瓶がフランス貴族間で広まるきっかけとなり、以後ヨーロッパ貴婦人たちは、自身の趣味や嗜好、審美眼を反映させた香水や、多種多様な素材で魅惑的なデザインの香水瓶を創らせるようになりました。
本展覧会は古来より人々の心を魅了してやまない、甘美な香りの世界を彷彿とさせるガラス香水瓶を中心に、約160点をご紹介いたします。



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