箱根ガラスの森美術館

2015年05月08日

展示作品のご紹介:イスラム・グラス薔薇水瓶

展示作品のご紹介:イスラム・グラス薔薇水瓶

イスラム・グラス薔薇水瓶
イラン|11〜12世紀
箱根ガラスの森美術館所蔵

イランで薔薇水が大量に作られるようになったのは、10世紀以降のことで、ヨーロッパや中国向けにも大量に、こうした薔薇水撒水瓶に入れて、輸出されていた。中国、宋代の記録「宋史」や「宋会要」などにも、ガラス瓶に入れられた薔薇水がアラビア人によって宮中に献上されていたことが、しばしば記録されている。首部の膨らみは、薔薇水が一気に流れないように工夫された流れ止めで、今日のガラス瓶の口にもその機能が応用されているものが多い。

2015年特別企画展:魅惑の香水瓶 ─貴族が愛した香りの芸術─


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