箱根ガラスの森美術館

2017年05月25日

展示作品のご紹介:耳付二連瓶

展示作品のご紹介:耳付二連瓶
耳付二連瓶
(3〜4世紀|出土地:パレスチナ地方)

左右に二連の把手を熔着した二連瓶。当時は目の周囲を黒く塗るためのコホルや、香油を入れるために使われていたと考えられる。器本体は、一本のガラス管を折り曲げるか、二本のガラス管を熔着することで制作したものと考えられる。この作品は上方の吊り手が欠損しているが、表面が美しく銀化し虹色に曜変している。

2017年特別企画展 ─ヴェネチアン・グラス二千年の旅展─

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