箱根ガラスの森美術館

2017年10月22日

展示作品のご紹介:熔着装飾香油瓶

展示作品のご紹介:熔着装飾香油瓶

熔着装飾香油瓶
(6〜8世紀|シリア)

5世紀に西ローマ帝国が崩壊すると、東地中海で発達した高度なガラス製造技術は失われていった。そのような中で、最も頻繁に使用された装飾技法が、ガラスの粘着性を利用して紐状のガラスを容器に装飾した紐装飾や熔着装飾である。古代ローマ帝国の支配下にあったシリアでは、紐装飾を施したガラス瓶が多く制作された。

2017年特別企画展 ─ヴェネチアン・グラス二千年の旅展─

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