箱根ガラスの森美術館

2018年01月04日

展示作品のご紹介:龍形脚花器

展示作品のご紹介:龍形脚花器
龍形脚花器
(ヴェネチア)
宙吹き、熔着装飾、アヴェンチュリン・グラス

坏身と台にアヴェンチュリン・グラスを使い、脚部に龍の装飾を付けた花器。龍とその下の軸は無色透明のガラスを使い、龍の下には波状の水色のガラスが巻かれている。龍が首と脚を巻きつけて坏身を抱え、尾は軸に巻きついている。アヴェンチュリン・グラスとは、17世紀に発明された技法で、一般的な作り方は、ガラスの原料に金属粉を入れて熔融すると、ガラスが冷めたときに、その金属の微粒子が光を反射して光る、というもので、まるで砂金で作ったかのようにキラキラと輝く。

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