箱根ガラスの森美術館

2018年09月21日

展示作品のご紹介:イリデセンス・グラス花器

展示作品のご紹介:イリデセンス・グラス花器
イリデセンス・グラス花器

(1885〜1895年|ヴェネチア|フラテッリ・バロヴィエール工房もしくはアルティスティ・バロヴィエール工房)

表面にマス目状の凹凸文を施した双耳花器。このように、光を反射して時折、虹色に輝くガラスを「イリデセンス・グラス」と呼ぶ。ガラスの表面に金属酸化物の溶液などを蒸着させ、焼成することで薄い被膜が作り出されるが、アール・ヌーヴォーの影響を受けたティファニーのガラス作品や、ボヘミアン・グラスなどでも同様の色彩表現が使われている。

箱根ガラスの森美術館2018年特別企画展
─奇跡のガラスを生んだ─ 華麗なるバロヴィエール一族展

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