長頸瓶
(1世紀|出土地:ザラ墳墓)
(1世紀|出土地:ザラ墳墓)
細長い頸を持つ香油瓶。加熱して板状にした色ガラス棒を吹き竿の先に巻き取って、息を吹き込んで成形したと考えられる。吹きガラス技法による制作時間は、従来に比べて200倍も早く、形や大きさも自在に制作出来た為、ガラス器は爆発的に普及した。紀元前1世紀前後に、ローマの町の4分の1が香料店だと風刺されるほど香油が大流行したことから、ガラス製の香油瓶も大量に制作された。
2017年特別企画展 ─ヴェネチアン・グラス二千年の旅展─
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