箱根ガラスの森美術館

2018年10月19日

展示作品のご紹介:イリデセンス・グラス花器

展示作品のご紹介:イリデセンス・グラス花器
イリデセンス・グラス花器

(1890年頃|ヴェネチア|サルヴィアーティ・ドット・アントニオ社もしくはアルティスティ・バロヴィエール工房 ジュゼッペ・バロヴィエール作)

黒色イリデセンス・グラスの花器で、表面にはモール装飾による稜線が施されており、左右に把手が熔着されている。1878年からサルヴィアーティの工房では、「メタリフォルミ」と呼ばれる黒色のイリデセンス・グラスを制作していた。それらは長い間地中に埋まっていた古代のガラスが、地下水や土中の成分などの影響により、ガラスの表面が虹色に変化する自然現象である「銀化」を人工的に表現したものである。


箱根ガラスの森美術館2018年特別企画展
─奇跡のガラスを生んだ─ 華麗なるバロヴィエール一族展

posted by 箱根ガラスの森美術館 at 12:22 | TrackBack(0) | 美術館・企画展
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