箱根ガラスの森美術館

2021年01月01日

展示作品のご紹介:点彩コンポート

展示作品のご紹介:点彩コンポート
点彩コンポート
(16世紀初|ヴェネチア)

坏身の下部とラッパ状の台脚に縦稜線をつけた深い大型コンポートに作る形式は、初期ヴェネチアン・グラスの典型的なスタイルで、坏の開口部周辺に、白を中心にして青やピンクの点彩花文の縁取りを焼き付け、金彩で鱗文を施す方法は、この時代特有のものである。この作品は、初期ヴェネチアン・グラスの代表的名品の1点である。鱗文の金彩にはビザンチン文化の影響の痕跡が表れているが、点彩技法には、イスラム・グラスの影響が残されており、ヴェネチアン・グラスの二つの源流が、この作品の中でみごとに融合している姿を読みとることができる。

展示作品のご紹介:点彩コンポート

ヴェネチアン・グラスが映す栄光
─ペストを乗り越えた先に─


posted by 箱根ガラスの森美術館 at 11:40 | TrackBack(0) | 美術館・企画展
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