装飾花瓶形香水瓶
(1860年頃|フランス)
高さが26センチもある大型の香水瓶で、香水瓶としての機能とまるで花瓶のような装飾性を兼ね備えた作品である。本体部分は大きく見えるが、香水を入れることのできる場所は、本体の上部に取り付けられている小さなガラス容器のみである。前面と背面に琥珀色のガラス板が使われており、側面は植物のモチーフで透かし、装飾が施されている。蓋や側面、内部の装飾、台部は、銅に金メッキが施された素材が用いられている。
ヴェネチアン・グラスが映す栄光
─ペストを乗り越えた先に─
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