箱根ガラスの森美術館

2021年01月31日

収蔵作品のご紹介:FAZZOLETTO(ハンカチ)

収蔵作品のご紹介:FAZZOLETTO(ハンカチ)
FAZZOLETTO(ハンカチ)
(1950年頃|ヴェネチア|パオロ・ヴェニーニ デザイン|フルヴィオ・ビアンコーニ作)

第2次世界大戦後、ヴェニーニのFazzoletto (ハンカチ)グラスとして名を馳せたガラス作品で、パオロ・ヴェニーニとフルヴィオ・ビアンコーニの合作したデザインと技法によるヴェニーニ社の代表的作品である。2種類のレース棒同士を熔着させ、それをポンテ竿で巻き取り、筒状のレース・グラスを作り円盤状に拡げ、下向きにすると、ハンカチの中央を持って吊り下げたようなひだの付いたレース・グラスの鉢が出来上がる。レース棒の種類を変えることによって異なったレース・デザインの作品を作ることができる。ヴェネチアン・グラスの伝統であるレース・グラスの現代的展開として一般に高く評価された。

収蔵作品のご紹介:FAZZOLETTO(ハンカチ)

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