コマーシャルフォト、ポートレートやテーマ写真など、幅広く活動している坪谷隆が撮る、本場ヴェネチア カーニバルの空気、時間、そして情熱をご覧ください。
期間:2012年4月12日まで
場所:箱根ガラスの森館内の各箇所にて展示
ごあいさつ
水の都ヴェネチア。16世紀から変わらぬ街並みは悠久のときの流れにたたずみ、人々は共和国時代の栄華そのままに今を生きる。そんな時代も空間も飛び越えた、迷路のような街を彩るカーニバル。参加者は舞台の役者さながらに思い思いの衣装に身を包み、サン・マルコ広場に集います。
仮面やフェイスペインティングに隠されて、素顔をうかがい知ることはできませんが、大人からも子供からもこのカーニバルに参加する喜びと、熱気がカメラのファインダー越しに伝わってきました。
カーニバルの写真展を開催するにあたり、ヴェネチアン・グラスを通じて、日本とヴェネチアの架け橋となっている箱根ガラスの森美術館という場所は、最も相応しい場所であると確信しております。
本場のヴェネチア カーニバルの空気、時間、そして情熱をこれらの写真を通して、日本の皆様にも感じ取って頂けましたら幸いです。

坪谷 隆(写真家)TAKASHI TSUBOYA
1949 年 東京生まれ
学生時代より写真に興味を覚え卒業後、単身渡米。ニューヨークでCFプロデューサー兼アートディレクターである写真家のジョージ ナカノ氏と、ファッション雑誌ヴォーグ誌、ハーパース・バザー誌マリークレール誌等で活躍していたファッションフォトグラファーのブルース ローレンス氏の両氏に従事。
4年間のニューヨーク滞在後、月刊コマーシャルフォト誌(玄光社)の特集“若手海外体験派カメラマン”として表紙写真と体験記事が掲載。1976年の帰国後は大手アパレルメーカー、化粧品会社、雑誌広告等幅広い企業からの撮影依頼をうけ現在に至る。
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