
婦人用ジャケット
18世紀 ヴェネチア シルク
高50cm 幅40cm
1700年代初頭に広く普及していたのは、重量感のある高価な生地に大きな柄であったが、それ以降は、無地か細かな模様が増えていき、生地も軽い絹が使われるようになっていく。
このような変化は色使いにも表れており、重厚さを感じさせる暗い色調から、明度の高い柔らかさを感じさせる色調へと変化していった。
また、作品に見られるような前あきの衣装は17世紀の特徴であり、飾りの少ない細身の長袖が取り入れられたのは15世紀以来のことである。
箱根ガラスの森美術館 2012年特別企画展
─アドリア海の雫─ 煌めくヴェネチアン・ビーズ展
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