箱根ガラスの森美術館

2012年08月13日

展示作品のご紹介:婦人用ジャケット

展示作品のご紹介:婦人用ジャケット

婦人用ジャケット
18世紀 ヴェネチア シルク
高50cm 幅40cm


1700年代初頭に広く普及していたのは、重量感のある高価な生地に大きな柄であったが、それ以降は、無地か細かな模様が増えていき、生地も軽い絹が使われるようになっていく。
このような変化は色使いにも表れており、重厚さを感じさせる暗い色調から、明度の高い柔らかさを感じさせる色調へと変化していった。
また、作品に見られるような前あきの衣装は17世紀の特徴であり、飾りの少ない細身の長袖が取り入れられたのは15世紀以来のことである。


箱根ガラスの森美術館 2012年特別企画展
─アドリア海の雫─ 煌めくヴェネチアン・ビーズ展



posted by 箱根ガラスの森美術館 at 22:26 | TrackBack(0) | 美術館・企画展
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