黄金色のビーズ
1866年 ヴェネチア
ジョヴァンニ・ジャコムッツィ作
幅12.5cm 直径4cm、ビーズ直径約1mm
ジョヴァンニ・ジャコムッツィ制作の「黄金色のビーズ」は、非常に高い評価を受けた作品の一つである。なかでもこの作品はムラーノ島で開催された「第2回ガラス工芸展」で栄誉ある賞を受賞した。
【ビーズの基礎知識】 コンテリエ(Conterie)
1mm程の極小ビーズのことを示す(その種のような大きさから、シード・ビーズとも呼ばれる)。極小ビーズは元々マルガリーテと呼ばれ、15世紀頃から聖職者の衣装装飾などに用いられていたが、その糸しの難しさゆえに、途中制作が断念された時期もあった。しかし、19世紀中頃から20世紀前半にかけての新たなファッションの流行などにより、ハンドバックからダンス(チャールストン)のドレス装飾に至るまで幅広く装飾に使用されることになった。
箱根ガラスの森美術館 2012年特別企画展
─アドリア海の雫─ 煌めくヴェネチアン・ビーズ展
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