箱根ガラスの森美術館

2012年11月12日

展示作品のご紹介:ビーズのネックレス

展示作品のご紹介:ビーズのネックレス

ビーズのネックレス
1930年代 ヴェネチア
ナイフ:エルコレ・モレッティ工房
ビーズ:バッカリ工房
縦79cm 横44cm

金色に輝くアヴェンチュリン・ガラスは、ガラスの原料に金属粒を入れて熔融し、ガラスを冷ますことで粒子が光を反射する。開発された17世紀は、地中海貿易を独占し、時にヨーロッパ市場の90%を占有したヴェネチアのガラス産業が、イギリスのカット・グラス、神聖ローマ帝国のボヘミアン・グラスなどの台頭により、衰退し始めた頃であることから、ヴェネチアン・グラス産業を維持するための努力が生んだ技法と言えるであろう。


箱根ガラスの森美術館 2012年特別企画展
─アドリア海の雫─ 煌めくヴェネチアン・ビーズ展
http://www.ciao3.com/museum/kikaku/2012_beads/index.html

タグ:ビーズ
posted by 箱根ガラスの森美術館 at 12:46 | TrackBack(0) | 美術館・企画展
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/59991383
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック