箱根ガラスの森美術館

2013年02月04日

収蔵作品のご紹介:網目点綴文コンポート

網目点綴文コンポート

網目点綴文コンポート

16世紀 ヴェネチア
型吹き、宙吹き、熔着装飾、銀履輪

青いガラス素地を型吹きして、白色のガラス紐を巻き付けて熔着する。型吹きによって、網目文や稜線文が隆起している部分に白線が付き、他の部分には熔着しない。これを強火で焼きながら回転すると、隆起部分に溶着している白線の他は焼き切れて落ちてしまい、このような白い点綴状の装飾が残る。16世紀初めに考え出されたヴェネチア独特の技法であった。この技法による作品は、圧倒的にコンポート形が多く、ヴェネチアのムラノガラス美術館の他、イギリスのジェイムス・ロスチャイルド・コレクションの中にも類品がある。

posted by 箱根ガラスの森美術館 at 11:19 | TrackBack(0) | 美術館収蔵作品のご紹介
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/61994581
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック