箱根ガラスの森美術館

2022年06月26日

展示作品のご紹介:人物行列文壺

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人物行列文壺
(1500年頃|ヴェネチア )

球形の胴部に、円錐形の首部、胴と一体化した高台部からなるコバルト・ブルーの小壷。上下部に点彩と金彩で縁どりを施し、胴部には白馬にまたがる天使や、イタリア・ルネサンス時代のコスチュームを纏った人々の行列が描かれている。
15世紀末頃より、エナメル彩技法の作品には人物表現が導入されるようになったが、この様な小壷に描いたものは珍しい。


〜響き合う東西の美〜 ガラス・アートの世界

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2022年06月24日

展示作品のご紹介:点彩花文蓋付ゴブレット

展示作品のご紹介:点彩花文蓋付ゴブレット
点彩花文蓋付ゴブレット
(1500年頃|ヴェネチア)

ピザンツ帝国にみられる杯の形と、シリアなどイスラム文化圏で用いられたガラス顔料によるエナメル彩技法が取り入れられた蓋付坏。地中海貿易で隆盛を極めたヴェネチア共和国と、その周辺国との交流を象徴する作品の一つ。濃紺のガラス地に、エナメル彩、金彩の装飾が施され、一見、重厚な作りの器に見えるが、坏の部分は吹きガラス技法で薄く吹いて制作されている。“まるで羽根のように軽い”と表現される、ヴェネチアン・グラスの特徴を備えた逸品と言える。


〜響き合う東西の美〜 ガラス・アートの世界

展示作品のご紹介:点彩花文蓋付ゴブレット

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2022年06月21日

展示作品のご紹介:ダイヤモンド・ポイント彫りヴァンジェリスティ家紋章文コンポート

展示作品のご紹介:ダイヤモンド・ポイント彫りヴァンジェリスティ家紋章文コンポート
ダイヤモンド・ポイント彫りヴァンジェリスティ家紋章文コンポート
(16世紀末-17世紀初|ヴェネチア)

この作品は、ダイヤモンド・ポイント彫りの代表的な一例で、草花文様とヴェローナのヴァンジェリスティ家の家紋が彫刻されている。

大きなコンポートの皿部は、ほぼ水平に作られ、縁がわずかに反りあがっている。その中央には青色のガラスの鎖と、それに沿うように内側と外側に透明なガラスが、円環状に熔着装飾されている。この種のコンポートは、ダイヤモンド・ポイント彫りのほか、エナメル彩を施した作品も数多く残されている。

展示作品のご紹介:ダイヤモンド・ポイント彫りヴァンジェリスティ家紋章文コンポート


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2022年06月20日

展示作品のご紹介:長頸瓶

展示作品のご紹介:長頸瓶
長頸瓶
(1世紀|東地中海沿岸域)

紀元前1世紀のシリアで吹きガラス技法が発明されると、高級品から日用品に至るまで、幅広い種類のガラス器を制作できるようになった。ガラス表面の玉虫色の輝きは、特定の条件がそろった際にみられる、「銀化現象」と呼ばれる長年の風化作用によるもの。


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2022年05月06日

ヴェネチアン・グラスを彩る海の生き物たち

ヴェネチアン・グラスを彩る海の生き物たち

所蔵作品展:ヴェネチアン・グラスの四季 〜ヴェネチアン・グラスを彩る海の生き物たち〜
会期:2022年4月29日(金)から9月4日(日)まで。
海と海棲生物をモチーフとしたヴェネチアン・グラスを歴史とともにご紹介します。


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2022年05月01日

展示作品のご紹介:菊

展示作品のご紹介:菊
(1960年|ヴェネチア|フラテッリ・トーゾ工房作)

花芯に、赤、黄、青、緑、黒などを使った菊花文様の断面を持つモザイク・グラスを並べて板状に熔かし合わせ、それを無色のガラス棒の周りに巻きつけて、再加熱し、花器に仕上げる。さらに外側全体に研磨仕上げを施す。ローマ時代のミルフィオリ・グラスを現代的に処理した技法で作られている。文様を整然と仕上げていくためには、名人芸的な技巧を要する難しい技法である。1960年代に、フラテッリ・トーゾ工房が手がけたミルフイオリ・グラスの代表作である。

展示作品のご紹介:菊

展示作品のご紹介:菊

特別企画展:〜響き合う東西の美〜 ガラス・アートの世界
会期:2022年4月29日(金)から2023年4月16日(日)まで

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2022年04月30日

音声ガイド

音声ガイド
お手持ちのスマートフォンから、QRコードを会場で読み込んで頂くと、展示作品の解説を聞くことが出来ます。(無料サービス)
独自アプリ等のインストールは不要です。普段使用されているブラウザでご利用いただけます。
※展示会場内ではイヤホンを持参着用の上ご視聴ください。

企画展 〜響き合う東西の美〜 ガラス・アートの世界

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2022年04月29日

所蔵作品展

所蔵作品展:ヴェネチアン・グラスの四季 〜ヴェネチアン・グラスを彩る海の生き物たち〜
会期:2022年4月29日(金)から9月4日(日)まで
海と海棲生物をモチーフとしたヴェネチアン・グラスを歴史とともにご紹介します。


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2022年04月24日

作品鑑賞ガイド

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2022年4月29日から5月8日までのゴールデンウィーク期間中、企画展と収蔵作品展の内容を楽しみながら、より深く学べるように「作品鑑賞ガイド」を美術館入口にて配布いたします。ガイド中のクイズに挑戦してくれた幼児・小中生のお客様にはガラスのピンブローチをおひとつプレゼントします。

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2022年04月15日

特別企画展 〜響き合う東西の美〜 ガラス・アートの世界

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2022年03月28日

2022年度企画展 〜響き合う東西の美〜ガラス・アートの世界

2022年度企画展 〜響き合う東西の美〜ガラス・アートの世界

前期:4月29日(金)〜9月25日(日)
後期:9月28日(水)〜2023年4月16日(日)

約4000年前に生み出され、今なお人々を魅了する人口の素材――ガラス。洋の東西を越え活躍する現代ガラス・アーティストたちの作品を通じて、千変万化するガラスという素材から生み出される、個性豊かで時に響き合う多様なガラス・アートの世界を紹介します。

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2022年02月06日

写真展「グランドツアーへの招待」

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写真展「グランドツアーへの招待」〜坪谷隆が写すカーニバルの世界〜
会期:2022年4月17日(日)まで

ヴェネチアン・カーニバルを撮り続ける写真家・坪谷隆氏の作品は、現代における「グランドツアーへの招待状」です。誰もが何かを我慢し諦めている今だからこそ、日常を忘れ他の誰かになることで心を解放させるカーニバルの世界に、あなたをご招待します。

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2022年01月29日

展示作品のご紹介:点彩扁瓶

展示作品のご紹介:点彩扁瓶
点彩扁瓶
(16世紀|ヴェネチア)

ラッティモと呼ばれる乳白色ガラスの代表的作品で、中国の白磁器への憧れから、16世紀頃にガラス製の模造磁器として盛んに作られました。平たい瓶の器形は、聖地の聖水を汲んでくる巡礼瓶にその形式の源流があります。

2022年仮面祭企画展:ヴェネチアン・グラスが誘うグランドツアー 〜遥かな時代のヴェネチア旅へ〜

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2022年01月25日

企画展:ヴェネチアン・グラスが誘うグランドツアー

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2022年01月23日

展示作品のご紹介:中空脚坏

展示作品のご紹介:中空脚坏
中空脚坏
(18世紀|ヴェネチア)

16世紀に作られたヴェネチアのクリスタルガラスは、中北部ヨーロッパ地方で人気を博して、盛んに輸出された。薄手で軽く、美しい造形は、その後の時代にも継承されて、ヴェネチアン・グラスの堅実な輸出アイテムのグラス・シリーズとして、後世まで作り続けられた。この作品は、素材の質や作品の器形が微妙に変化している点からみて、18世紀あるいはもっと後世の作品と推定される。

展示作品のご紹介:中空脚坏

ヴェネチアン・グラスが誘うグランドツアー
〜遥かな時代のヴェネチア旅へ〜


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2022年01月06日

展示作品のご紹介:モスク・ランプ形花器

展示作品のご紹介:モスク・ランプ形花器

モスク・ランプ形花器

(1869年|ヴェネチア|サルヴィアーティ工房)
サルヴィアーティ工房によって複製されたモスク・ランプ形の花器。モスク・ランプとは、主にイスラム教のモスクを飾ったエナメル彩装飾ランプの通称で、広い口の壺に把手がついた吊りランプである。10世紀に登場した小型の吊りランプは、14世紀になると次第に大型化していき、この頃から、聖典コーランの一節や唐草文様等を全面に装飾したモスク・ランプが競うように寄進されるようになった。

2022年仮面祭企画展:ヴェネチアン・グラスが誘うグランドツアー 〜遥かな時代のヴェネチア旅へ〜

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2021年12月25日

展示作品のご紹介:松笠形ランプ

展示作品のご紹介:松笠形ランプ
松笠形ランプ
(17世紀|ヴェネチア)

松笠の形をしたオイルランプで、17世紀のイタリア、スペインで流行した卓上ランプの一つです。型にガラスを吹き入れて形を作っており、松笠部分の内側から赤色の塗装を施しています。火を灯すと赤褐色に輝いて、部屋の中を彩りました。


ヴェネチアン・グラスで巡るクリスマス展〜クリスマスに込められた感謝の祈り〜

イタリアのクリスマスをヴェネチアン・グラスで巡りながら「祈りの聖地」をテーマに活動している写真家、中野 晴生氏の作品と合わせて、クリスマスに込められた感謝の祈りをご紹介します。


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2021年12月23日

展示作品のご紹介:ダイヤモンド・ポイント彫りアンポリーナ(ミサ用葡萄酒瓶)

展示作品のご紹介:ダイヤモンド・ポイント彫りアンポリーナ(ミサ用葡萄酒瓶)
ダイヤモンド・ポイント彫りアンポリーナ(ミサ用葡萄酒瓶)
(16世紀末−17世紀初|ヴェネチア)

ダイヤモンド・ポイント彫りで、2個の紋章を彫り込んだアンポリーナ。紋章の1個は枢機卿の帽子の下に、もう1個は王冠の下に表現されていて、その上下には唐草模様が彫刻されている。装飾的な把手、葡萄酒を注ぐ特有の長い注口、ブルーの縁取りと首巻きを付けた開口部と胴部が砂時計のような器形をしている点に、この時代の特徴がある。ドイツの有名なクルッグ・コレクションの旧蔵品の1点であった。


ヴェネチアン・グラスで巡るクリスマス展〜クリスマスに込められた感謝の祈り〜
イタリアのクリスマスをヴェネチアン・グラスで巡りながら「祈りの聖地」をテーマに活動している写真家、中野 晴生氏の作品と合わせて、クリスマスに込められた感謝の祈りをご紹介します。

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2021年12月19日

展示作品のご紹介:ダイヤモンド・ポイント彫りレース坏

展示作品のご紹介:ダイヤモンド・ポイント彫りレース坏
ダイヤモンド・ポイント彫りレース坏
(16世紀|ヴェネチア)

坏身にヴェネチアン・カットワーク・レースの模様が線刻された脚部の高いコンポート。脚部には型吹きされた獅子面の中空ステムが付けられ、台部にも線刻が施されている。16世紀初頭に、ヴェネチアから始まったダイヤモンド・ポイント彫りは、もともとヴェネチアの名高いレースの美しいデザインをガラスに移し入れようとして創案されたもので、ダイヤモンドの尖端を使って透明なガラスの表面に細かい線を彫刻する方法である。これは、その初期の代表的な作品である。


ヴェネチアン・グラスで巡るクリスマス展〜クリスマスに込められた感謝の祈り〜
イタリアのクリスマスをヴェネチアン・グラスで巡りながら「祈りの聖地」をテーマに活動している写真家、中野 晴生氏の作品と合わせて、クリスマスに込められた感謝の祈りをご紹介します。


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