箱根ガラスの森美術館

2019年12月08日

展示作品のご紹介:セダープレート

展示作品のご紹介:セダープレート
展示作品のご紹介:セダープレート
(19世紀|ヴェネチア)

過越祭(すぎこしのまつり)で使用する大皿。過越祭とは、モーゼ率いるイスラエル人がエジプトを脱出できた事を祝って毎年行うユダヤの三大祝節の一つである。「過越」とは、イスラエル人救出の為、神がエジプト人の長子と家畜の初子の命を奪っていった際、子羊の血を門や柱に塗ったイスラエル人の家を「過越」していった事に因む。苦菜(西洋わさび)、クルミとリンゴを混ぜたハロセット、子羊の前脚のロースト、固ゆで卵等六種類の食品が大皿に並べられる。「最後の晩餐」は、受難を前にしたキリストが弟子達とエルサレムで祝った過越祭の場面だと言われている。

展示作品のご紹介:セダープレート

2019年クリスマス企画展
ヴェネチアン・グラスで読み解くクリスマス物語
会期:2019年12月1日(日)から12月25日(水)まで

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2019年12月07日

展示作品のご紹介:聖ニコラウス文聖水瓶

展示作品のご紹介:聖ニコラウス文聖水瓶
聖ニコラウス文聖水瓶
16世紀 (ヴェネチア) 

胴部両側にガラスのリボン装飾が付けられた聖水容器。表側にはサンタクロースのモデルである聖ニコラウスが司祭服姿で描かれています。聖ニコラウスは四世紀のトルコで司教を務めていた人物で、様々な伝説が残されています。なかでも、三人の貧しい娘を身売りから救うため、お金の入った袋を窓から家に投げ入れた話は広く知られており、その慈愛に満ちた姿から、子供たちにクリスマスプレゼントを届けるサンタクロースへと変化しました。 

2019年クリスマス企画展「ヴェネチアン・グラスで読み解くクリスマス物語〜Buon Natale〜」

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2019年12月01日

展示作品のご紹介:磔刑図

展示作品のご紹介:磔刑図
展示作品のご紹介:磔刑図
(18世紀|ヴェネチア)

十字架上でのイエス・キリストの死は、5世紀以降様々な表現方法を用いて描かれてきた。この作品は磔刑図の他、四隅に四人の福音書記者、十字架上には傷口から流れ出たイエスの血を受け止める天使などが肉厚のエナメル彩により描かれている。
また、両足を十字架の横木に乗せ、二本の釘で固定されたイエスの姿や、十字架下のされこうべ等、東方正教会の影響が見て取れる。
新約聖書のマタイ福音書では、ゴルゴダの丘を「されこうべの場所」と記している。このされこうべは最初の人アダムのものだとされ、イエスがアダムの埋葬場所で、その子孫に救済をもたらす事を示している。

企画展:ヴェネチアン・グラスで読み解くクリスマス物語
会期:2019年12月1日(日)から12月25日(水)

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2019年クリスマス企画展 

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2019年クリスマス企画展
ヴェネチアン・グラスで読み解くクリスマス物語〜Buon Natale〜 
会期:2019年12月1日(日)から12月25日(水)
ヴェネチアン・グラスで表現したプレセピオやサンタクロースのモデルとなった聖人ニコラウスをモチーフにした作品などクリスマスに関わるヴェネチアン・グラスを展示します。

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2019年11月24日

ピカソ・シャガールたちのヴェネチアン グラス彫刻展

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ピカソ・シャガールたちのヴェネチアン グラス彫刻展
本日11月24日、最終日です。

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2019年11月20日

マックス・エルンストMax Ernst

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マックス・エルンストMax Ernst(1891‐1976年)

1919年にジャン・アルプたちとダダ・グループを結成したドイツの芸術家マックス・エルンストは、クルト・シュヴィッタースと出会い、1920年からコラージュ技法による作品を制作します。また、アンドレ・ブルトンに招かれ、21年パリでのシュール・レアリスムの設立にも参加。25年から物の表面に紙を当ててこするフロッタージュ技法などを使用し、幻想的な怪鳥をモチーフにした作品を制作するようになりました。
以後、第二次世界大戦を逃れてアメリカに渡った1941‐52年頃になると、プリミティブアートの彫刻やトーテムを思わせる神秘的で生命感のある作品が登場してきます。エジディオ・コスタンティーニに提供した「陽気な天使」や「鵞鳥」などのデザインによるガラス彫刻も、軽やかさと愛嬌のある、晩年の彼の作風を象徴した作品です。

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ピカソ・シャガールたちのヴェネチアン グラス彫刻展
11月24日の閉幕まで残りわずかとなりました。コスタンティーニ家秘蔵の貴重なガラス彫刻作品を是非ご覧ください。

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2019年11月16日

ピカソ・シャガールたちのヴェネチアン グラス彫刻展

ピカソ・シャガールたちのヴェネチアン グラス彫刻展
11月24日の閉幕まで残りわずかとなりました。コスタンティーニ家秘蔵の貴重なガラス彫刻作品を是非ご覧ください。
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1966年 ヴェネチア大洪水からの再起

エジディオ・コスタンティーニが1950年から開始した「フチーナ・デリ・アンジェリ(天使の窯)」のガラス彫刻制作プロジェクトは、ピカソやシャガールをはじめ、多くの芸術家たちの協力を得て、壮大なものへと成長していきました。しかし、1966年11月、ヴェネチアを未曾有の大洪水が襲い、それまでに制作された作品やスケッチのほとんどが失われてしまいました。
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そのような失意の中、コスタンティーニとの作品制作を再び呼び掛けたのが、マックス・エルンストでした。彼は、チェスのように対局が終わっても人々の記憶に永遠に残るものを作ろうとコスタンティーニに呼びかけ、4メートル四方もある巨大なチェス盤とチェスの駒を制作し、そのタイトルの通り、災害に負けない不屈の思いを表しました。
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L’Immortale(不滅) 1967年 デザイン:マックス・エルンスト 制作:エジディオ・コスタンティーニ
箱根ガラスの森美術館では、「L’Immortale(不滅)」の中のコスタンティーニ家所蔵の青いポーンを展示中です。
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2019年09月02日

音声ガイド

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2019年08月12日

夏休みワークシート

夏休みワークシート
「ピカソ・シャガールたちのヴェネチアン グラス彫刻展」開催中の箱根ガラスの森美術館では、夏休み期間に未就学児・小学生・中学生を対象としたクイズ形式のワークシートを実施しております。ピカソやシャガールら世界の芸術家たちの創作の秘密やヴェネチアン・グラスの歴史について楽しく学べます。

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2019年07月20日

展示作品のご紹介:ニンフ

展示作品のご紹介:ニンフ
ニンフ
(1954〜60年|P.ピカソ-E.コスタンティーニ)

コバルト・ブルーのガラスで制作されたこの女性像は、「ニンフ」という若い女性の姿をした精霊を象った作品である。古代ギリシャの人々は、自然現象の中にニンフが宿ると信じていた。胸や臀部、首のデフォルメした表現にピカソが表現する裸婦の特徴が良く表されている。

ピカソ・シャガールたちのヴェネチアン グラス彫刻展

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2019年07月06日

展示作品のご紹介:Anfora(アンフォラ)

展示作品のご紹介:Anfora(アンフォラ)
Anfora(アンフォラ)
(1954〜60年|P.ピカソ–E.コスタンティーニ)

伝統的な器の形や用途を生かしながら、ピカソの自由な発想で生み出されたこの「アンフォラ」は、ギリシャ双耳瓶の胴体と把手をフクロウの体と翼に見立て、中央に愛らしい顔を表現した作品となっている。

ピカソ・シャガールたちのヴェネチアン グラス彫刻展

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2019年07月02日

特別企画展 & 常設作品「音声ガイド貸出」

特別企画展 & 常設作品「音声ガイド貸出」

特別企画展 & 常設作品「音声ガイド貸出」
展示作品の背景や、技法を分かりやすく解説します。より深く展覧会を鑑賞したいお客様にもオススメです。
箱根ガラスの森美術館ヴェネチアン・グラス美術館入口で貸出中

貸出時間10:00〜16:30
収録点数:20点(約30分)
500円(税込)

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2019年06月21日

展示作品のご紹介:農夫

展示作品のご紹介:農夫
農夫
(1954|M.シャガール-E.コスタンティーニ)
その日の農作業に精を出し、ワインを飲みながら夢の世界に入ろうとしている農夫の様子が、シャガールの作品に特徴的な姿で表現されている。色ガラスの熔かし込みと、金箔熔着やラスター彩などのヴェネチアン・グラス特有の技法が多用された作品である。

ピカソ・シャガールたちのヴェネチアン グラス彫刻展

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2019年06月14日

展示作品のご紹介:幻想的なアンフォラと馬

展示作品のご紹介:幻想的なアンフォラと馬
幻想的なアンフォラと馬
(M.シャガール-E.コスタンティーニ)
空中に浮かんだ顔や、蔦が絡まった馬など、幻想的で夢のようなマルク・シャガールの世界を、鮮やかな色ガラスの熔かし込み技法や、キャンバスに絵を描くような繊細な熔着装飾によって表現している。

ピカソ・シャガールたちのヴェネチアン グラス彫刻展

絵画のみならず、彫刻や陶芸、タペストリーの制作を行っていたマルク・シャガールは、1954年からコスタンティーニの主催するガラス彫刻制作プロジェクトに参加しました。
帝政ロシア領内(現在のベラルーシ)の村で生まれた彼は、1910年に初めてパリを訪れ、以後、フランスを中心に制作活動を行います。シャガールは故郷での思い出やフランスを舞台に、愛と幸福をテーマにした作品を暖かな色彩で幻想的に表現しました。
コスタンティーニとの出会いにより、新たなガラスという表現方法を確立したシャガールは、それ以降、教会のステンドグラスのデザインにも挑戦しました。


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2019年06月11日

展示作品のご紹介:バッカスの巫女

展示作品のご紹介:バッカスの巫女
バッカスの巫女
(1954|O.ココシュカ-E.コスタンティーニ)
右脚を岩の上に立てて赤褐色の杯を持ち上げながら、上を見上げるバッカス神の巫女。
幼少期から母親のワイン店で過ごしたコスタンティーニは「ワインはまずもって器とその中身との間で行われる瞑想」と話し、ブドウやワインをテーマとした作品に関心を示していた。後に自らもワインの名産地をテーマにしたワインボトルシリーズを制作する。

ピカソ・シャガールたちのヴェネチアン グラス彫刻展

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2019年06月10日

展示作品のご紹介:イタリアの女性

展示作品のご紹介:イタリアの女性
イタリアの女性
(1954|O.ココシュカ-E.コスタンティーニ)
月桂樹の輪を手に握りしめる躍動感のある女性の姿が表現された作品。キャスティング技法によって、筋肉の隆起を巧みに造形している。

ピカソ・シャガールたちのヴェネチアン グラス彫刻展

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2019年06月09日

展示作品のご紹介:出会い

展示作品のご紹介:出会い
出会い
(1954|G.ブラック-E.コスタンティーニ)
ラスター彩を施した黒色ガラスで二人の人物を表現した作品。金属酸化物の被膜をガラス表面に被せるラスター彩の効果で、虹色の輝きを放っている。単純化された向かい合う人物のモチーフは、アフリカやオセアニアなどのプリミティブ・アート(原始美術)の影響を受けたジョルジュ・ブラックの彫刻などに、よく見受けられるモチーフである。

ピカソ・シャガールたちのヴェネチアン グラス彫刻展

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2019年06月07日

展示作品のご紹介:二つの青い人形

展示作品のご紹介:二つの青い人形
二つの青い人形
(1966|J.アルプ-E.コスタンティーニ)
繊細優美な器を生み出すヴェネチアン・グラスの技法は、ジャン・アルプの作風と親和性があり、アルプの抽象的な人形シリーズの持つ魅力的な曲線と柔らかさが、ヴェネチアン・グラスの伝統的な宙吹き技法によって見事に表現された。

ピカソ・シャガールたちのヴェネチアン グラス彫刻展

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ジャン・コクトーの紹介で、1954年からコスタンティーニの活動に参加したジャン・アルプは、後にジャン・コクトーの名付けた「フチーナ・デリ・アンジェリ(天使の窯)」のエンブレムとなる星の形をデザインしました。


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2019年05月28日

展示作品のご紹介:月

展示作品のご紹介:月
(1960|J.コクトー-E.コスタンティーニ)
左右対称で鏡写しのようなデザインと、目をテーマにした作品は、コクトーの他の絵画や工芸作品にもよくみられる。満月と三日月、左右、正面ともに見つめているような複数の状況の重なりが感じられる不思議な作品。

ピカソ・シャガールたちのヴェネチアン グラス彫刻展

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2019年05月20日

展示作品のご紹介:座っている女性

展示作品のご紹介:座っている女性
座っている女性
(1954〜60年|P.ピカソ-E.コスタンティーニ)

女性はピカソにとって常に中心に存在したテーマであり、想像力の源泉であった。不思議なほほえみを見せ、裸体の上半身の女性像からは、ピカソやブラックなどが影響を受けたプリミティブ・アート(原始美術)の影響が感じられる。

ピカソ・シャガールたちのヴェネチアン グラス彫刻展

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