箱根ガラスの森美術館

2009年07月01日

収蔵作品のご紹介 ローマン・グラス

ローマン・グラス

ローマン・グラス
1世紀 出土地 地中海

紀元前1世紀、鉄パイプの先に熔けたガラスをつけ、息を吹き込み形を作る、吹きガラス技法が発明されました。この技法をもとにローマン・グラスは生まれ、皿や器など日常のあらゆるものをガラスで作ることが可能になり、以降生産量が飛躍的に増えていきます。
posted by 箱根ガラスの森美術館 at 16:44 | TrackBack(0) | 美術館収蔵作品のご紹介

2009年05月28日

収蔵作品のご紹介 ドラゴン・ステム・ゴブレット

ドラゴン・ステム・ゴブレット


ドラゴン・ステム・ゴブレット

17世紀 ベルギー(アントワープ)

17世紀にヨーロッパで大流行し、ヴェネチアン・グラスのイメージを作り上げた特色ある脚(ステム)です。龍の形を模して作られているため、このような形の脚を持つものをドラゴン・ステムと呼びます。この作品は、同時期のアントワープ周辺で作られたファソン・ド・ヴェニスの典型例です。
posted by 箱根ガラスの森美術館 at 16:30 | TrackBack(0) | 美術館収蔵作品のご紹介

2009年04月23日

収蔵作品のご紹介 点彩コンポート

点彩コンポート

点彩コンポート
16世紀初 ヴェネチア

坏身の下部と台座の部分に稜線を施し、金彩と赤や青のエナメル彩で装飾されたコンポートで、初期ヴェネチアン・グラスの典型的なスタイルです。鱗文の金彩にはビザンチン文化の影響が、点彩技法にはイスラム・グラスの影響が見られ、ヴェネチアン・グラスの二つの起源が、見事に融合した作品となっています。
posted by 箱根ガラスの森美術館 at 10:08 | TrackBack(0) | 美術館収蔵作品のご紹介

2009年03月20日

収蔵作品のご紹介 獅子形水差

獅子形水差

獅子形水差
16世紀中頃 ヴェネチア


ヴェネチアのシンボルで、福音書記者 聖マルコを表す獅子を象った珍しい形の水差です。注ぎ口だった尾の部分と金属でできていただろう台座が欠失していますが、ヴェネチアの獅子らしい威風堂々とした姿をしています。同じ形で、レース・グラスで作られたものが、イギリスのジェームス・ロスチャイルドコレクションに収蔵されています。

posted by 箱根ガラスの森美術館 at 17:15 | TrackBack(0) | 美術館収蔵作品のご紹介

2009年02月25日

収蔵作品のご紹介 TORO(雄牛)

TORO(雄牛)
TORO(雄牛)
1954年 ヴェネチア

パブロ・ピカソ デザイン
エジディオ・コスタンチーニ作

20世紀を代表する芸術家・ピカソは、ガラスという扱い難い素材にも関心を示し、エジディオ・コスタンチーニと合作で十数点のガラス作品を制作しています。「TORO」はその初期の作品で、闘牛の雄牛をイメージした作品です。
posted by 箱根ガラスの森美術館 at 10:57 | TrackBack(0) | 美術館収蔵作品のご紹介

2009年01月11日

収蔵作品のご紹介 ブリゲッラ

ブリゲッラ

ブリゲッラ
バロヴィエール&トーゾ
1950年代 ヴェネチア

ブリゲッラとは、仮面をつけて演じられる喜劇 コメディア・デラルテのキャラクターの一人です。
まるで劇の一場面を切り取ったかのような生き生きとした姿は、今にも動き出しそうです。この人形を手掛けたバロヴィエール&トーゾ社は、19世紀よりヴェネチアン・グラスをリードしてきた由緒ある工房の一つです。

posted by 箱根ガラスの森美術館 at 12:02 | TrackBack(0) | 美術館収蔵作品のご紹介

2008年11月27日

収蔵作品のご紹介 聖ニコラウス文聖水瓶

聖ニコラウス文聖水瓶
 

聖ニコラウス文聖水瓶
16世紀 ヴェネチア

胴部両側にガラスのリボン装飾が付けられた聖水容器。表側にはサンタクロースのモデルである聖ニコラウスが司祭服姿で描かれています。聖ニコラウスは四世紀のトルコで司教を務めていた人物で、様々な伝説が残されています。なかでも、三人の貧しい娘を身売りから救うため、お金の入った袋を窓から家に投げ入れた話は広く知られており、その慈愛に満ちた姿から、子供たちにクリスマスプレゼントを届けるサンタクロースへと変化しました。
posted by 箱根ガラスの森美術館 at 16:44 | TrackBack(0) | 美術館収蔵作品のご紹介

2008年10月22日

収蔵作品のご紹介 点彩扁瓶

点彩扁瓶gif
 

点彩扁瓶
16世紀 ヴェネチア

ラッティモと呼ばれる乳白色ガラスの代表的作品で、中国の白磁器への憧れから、16世紀頃にガラス製の模造磁器として盛んに作られました。平たい瓶の器形は、聖地の聖水を汲んでくる巡礼瓶にその形式の源流があります。
posted by 箱根ガラスの森美術館 at 09:42 | TrackBack(0) | 美術館収蔵作品のご紹介

2008年08月19日

収蔵作品のご紹介 船形水差

no-title

船形水差
16世紀中頃 ヴェネチア

ラッパ形の脚台の上に帆船形の坏身が付き、船首に注口が付けられている。船首と船尾には青と無色のガラス紐で作った網目状の帆がある。船尾の帆の先端には角笛状の飾りを付けている。
このような形式の船形水差はヴェネチアン・グラスの中でも人気の高い作品だったため17〜19世紀にも類型作品が作られた。
posted by 箱根ガラスの森美術館 at 09:42 | TrackBack(0) | 美術館収蔵作品のご紹介

2008年07月15日

収蔵作品のご紹介 ダイヤモンド・ポイント彫りレース坏

ダイヤモンド・ポイント彫りレース坏


ダイヤモンド・ポイント彫りレース坏
16世紀 ヴェネチア

レースの模様が刻まれ、脚部にはライオンの顔が型吹きされたコンポート。16世紀初めにヴェネチアから始まったダイヤモンド・ポイント彫りは、レースの美しいデザインを、ガラスに移しいれようとして生み出されたものです。ダイヤモンドの尖端を使って、ガラスの表面に細かい線を彫刻するため高度な技術を要します。
posted by 箱根ガラスの森美術館 at 09:10 | TrackBack(0) | 美術館収蔵作品のご紹介

2008年06月11日

収蔵作品のご紹介 FAZZOLETTO(ハンカチ)

FAZZOLETTO(ハンカチ
FAZZOLETTO(ハンカチ) 
1950年頃 ヴェネチア
パオロ・ヴェニーニ デザイン
フルヴィオ・ビアンコーニ 作
二種類のレース棒を熔かし合わせて筒状に巻き取り、さらに熱を加え円盤状に拡げる。それを下向きにすると、このように、ハンカチの中央を持って吊り下げたような ひだのあるレース・グラスの鉢が出来上 がる。ヴェネチアン・グラスの伝統的技法であるレース・グラスの現代的展開として高く評価された作品。
posted by 箱根ガラスの森美術館 at 17:13 | TrackBack(0) | 美術館収蔵作品のご紹介

2008年05月07日

展示作品のご紹介 レース・グラス角型酒器

レース・グラス角型酒器

レース・グラス角型酒器 
17世紀 ヴェネチア又はファソン・ド・ヴェニス
2種類のレース棒を使って作られた、角型のレース・グラス瓶。口には金具の栓がつけられ、背に二箇所の紐通しが作りつけられている。ワインを入れる携帯用のボトルとして使われた。 ファソン・ド・ヴェニスとは、ヴェネチア以外の国や地域で作られた、ヴェネチア様式のガラス器のこと。
posted by 箱根ガラスの森美術館 at 15:59 | TrackBack(0) | 美術館収蔵作品のご紹介

2008年04月23日

収蔵作品のご紹介 人物行列文壷

人物行列文壷
人物行列文壷 
1500年頃 ヴェネチア
 
球形の胴部に、円錐形の首部、胴と一体化した高台部からなるコバルト・ブルーの小壷。上下部に点彩と金彩で縁どりを施し、胴部には白馬にまたがる天使や、イタリア・ルネサンス時代のコスチュームを纏った人々の行列が描かれている。
15世紀末頃より、エナメル彩技法の作品には人物表現が導入されるようになったが、この様な小壷に描いたものは珍しい
posted by 箱根ガラスの森美術館 at 08:44 | TrackBack(0) | 美術館収蔵作品のご紹介

2008年03月03日

収蔵作品のご紹介 龍装飾コンポート

龍装飾コンポート

龍装飾コンポート
1880年頃

19世紀を代表するサルヴィアーティ工房の作品で、海棲シリーズと呼ばれる中の一つです。坏の両脇に龍の装飾がつけられ、全体にはモールと呼ばれる稜線模様が入っています。
現代のヴェネチアン・グラスにドルフィンやドラゴン(龍の落し子)などの装飾が多く使われているのは、サルヴィアーティ工房のこのシリーズに由来しています。
posted by 箱根ガラスの森美術館 at 15:41 | TrackBack(0) | 美術館収蔵作品のご紹介

2008年02月03日

収蔵作品のご紹介 レースグラス玉脚コンポート

レースグラス玉脚コンポート
16世紀末‐17世紀初
レースグラス玉脚コンポート

直線レース棒と縄目レース棒を交互に組み合わせたレースグラスのコンポートで、開口部の広い鍔と脚部の二重玉飾りが特色です。坏部、脚台部、二重玉飾りの部分をそれぞれ別々に作り、熔着しています。一糸乱れぬレース模様や均整のとれた器形に、熟練した職人の技が感じられる作品。
posted by 箱根ガラスの森美術館 at 09:26 | TrackBack(0) | 美術館収蔵作品のご紹介

2008年01月10日

収蔵作品のご紹介

花鳥装飾脚ゴブレット
花鳥装飾脚ゴブレット


19世紀 無色透明のガラスを基調に、花と鳥を組み合わせた脚を持つゴブレットで、19世紀を代表するサルヴィアーティ工房の作品です。青いガラスの花とレースグラスで花輪を作り、その中に白い小鳥がとまっています。可愛らしいデザインの中にも繊細さが伺えます。
posted by 箱根ガラスの森美術館 at 12:59 | TrackBack(0) | 美術館収蔵作品のご紹介

2007年12月01日

展示作品紹介「花装飾キャンデラブラム」

no-title

花装飾キャンデラブラム
19世紀六本枝のキャンドルソケットを持つキャンデラブラム(多枝燭台)。無色透明のクリスタル・グラスとブルーの縁取りを基本に、赤・青・ピンク・黄などの原色で花の装飾が施されています。食卓の中央やマントルピースの上などに飾られ、室内を華やかに演出しました。
posted by 箱根ガラスの森美術館 at 19:10 | TrackBack(0) | 美術館収蔵作品のご紹介

2007年09月15日

展示作品のご紹介〜ミルフィオリ・グラス・ランプ

ミルフィオリ・グラス・ランプ

ミルフィオリ・グラス・ランプ   1910年頃

黒を中心に赤や黄色の花や葉などの模様を組み合わせて作られたミルフィオリ・グラスのランプ。
アール・ヌーヴォーの影響を受け、植物をモチーフにしたフレームに、卵型のランプシェードがつけられています。

posted by 箱根ガラスの森美術館 at 18:25 | TrackBack(0) | 美術館収蔵作品のご紹介